前立腺肥大症の治療 薬物治療2:前立腺がんMEMO
前立腺肥大症の治療の中でも、薬物治療は大きく分けると、男性ホルモンの働きを抑制する「抗男性ホルモン薬」、排尿障害を解消する「α1受容体遮断薬」、副作用の心配がなくてじっくり効く「生薬、漢方薬」の3つに...
前立腺肥大症の治療 薬物治療2
前立腺肥大症の治療の中でも、薬物治療は大きく分けると、男性ホルモンの働きを抑制する「抗男性ホルモン薬」、排尿障害を解消する「α1受容体遮断薬」、副作用の心配がなくてじっくり効く「生薬、漢方薬」の3つに分類されます。
男性ホルモンの働きを抑制する「抗男性ホルモン薬」についてはこちらにあります。残り2つの前立腺肥大症の薬物治療についてです。
「α1受容体遮断薬」
前立腺には膀胱の下で尿が漏れないようにする働きがあり、それには前立腺にある平滑筋が働いています。α1受容体遮断薬は平滑筋にあるα1受容体を遮断して平滑筋の働きを抑え、前立腺の緊張を解いて尿道を広げる働きがあります。
このα1受容体遮断薬には肥大した前立腺を小さくする効果はなく、排尿障害などを緩和するために使用するため、前立腺肥大症の根本的な治療にはなりません。しかし、排尿障害に特に治療効果を発揮するため、現在、前立腺肥大症に伴う排尿困難の治療薬として最も多く使用されています。
「生薬・漢方薬」
生薬や漢方薬は天然成分由来のために副作用がほとんどないため、昔から世界中で幅広く使われてきました。前立腺肥大の治療においては、手術療法が行えない高齢者や、抗男性ホルモン薬、α1受容体遮断薬が使えない人などに生薬や漢方薬が使用されます。生薬とは植物から有効成分を抽出して作ったもので、前立腺疾患にはセルニルトンとエビプロスタットが古くから使われてきました。いずれも肥大した前立腺を小さくする働きはありませんが、排尿を促進したり、むくみをとるなどの効果があります。
また、前立腺疾患に使用されている漢方薬には、六味地黄丸(ろくみじおうがん)、八味地黄丸(はちみじおうがん)、猪苓湯(ちょれいとう)、清心蓮子飲(せいしんれんしいん)、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)などがあります。いずれも生薬と同様に排尿促進やむくみの解消の効果があります。
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